Shinkyoku: Difference between revisions

→‎Japanese: 仙花紙 is misspelled as 仏花紙
(→‎Japanese: 仙花紙 is misspelled as 仏花紙)
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=== Long Version ===
=== Long Version ===
==== Japanese ====
==== Japanese ====
{{hide text|<pre>-あるものは-
{{hide text|<pre>―あるものは―


日と月と並び 峨々たる嶺
日と月と並び 峨々たる嶺
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飲んだ 蚯蚓踊る酒を
飲んだ 蚯蚓踊る酒を


-あるものは-
―あるものは―


腸を舐め転ばす
腸を舐め転ばす
「産声!」
「産声!」
坊主は相好崩し貧る
坊主は相好崩し貪る
火柱もろとも腐って
火柱もろとも腐って
「化仏よ!」
「化仏よ!」
住人は六道
佳人は六道


小坊主 「あろうことか!あろうことか!」
小坊主「あろうことか!あろうことか!」


百も千も過ぎし頃
百も千も過ぎし頃
瑞光の遍し大運河に
瑞光の遍し大運河に
背骨忘れて くるわ魚が
背骨忘れて くるわ魚が
びっちゃら!びっちゃら!
びっちゃら! びっちゃら!
暁光吐き 白道まで
暁光吐き 白道まで


Line 87: Line 87:
抉り出した 坊主を呪い 這う
抉り出した 坊主を呪い 這う


馬 「まあ!これいかにも!ただならぬ!あすこに!行きたまえ!」
馬「まあ!これいかにも!ただならぬ!あすこに!行きたまえ!」


唇すぼみてほざいて馬
唇すぼみてほざいた馬
髪掴まれ 木の葉になり舞う
髪掴まれ 木の葉になり舞う
魚挙り喰い!
魚挙り喰い!
Line 101: Line 101:
引きずり込まれた
引きずり込まれた


歯黒 「ごゆるりと」
歯黒「ごゆるりと」


揺ららと鳴る仏花紙の雲は極彩色よ
揺ららと鳴る仙花紙の雲は極彩色よ
在す神の祝
在す神の祝


Line 116: Line 116:
浅浅と舞う
浅浅と舞う


彼 「いかがなものか!」
彼「いかがなものか!」


雷で噛み千切る!
雷で噛み千切る!
Line 127: Line 127:
ふりふり ふりふり ふりふり
ふりふり ふりふり ふりふり


あ~~~れ~~~~~~~~~~
あ~~~~れ~~~~~~~~~~~


一度落ちた魚は苦輪
  一度落ちた魚は苦輪
輪廻して止まぬ恨みの目
  輪廻して止まぬ恨みの目
その背の鰭に突き刺し運河上る
  その背の鰭に突き刺し運河上る
禍言を叫び 喰い転めきて
  禍言を叫び 喰い転めきて


咳き上ぐ者 ただつくづく 神拝している
  咳き上ぐ者 ただつくづく 神拝している


彼 「やや!そこに在り!」
彼「やや!そこに在り!」


背中を炙る 紅蓮の炎にも気付かずに
  背中を炙る 紅蓮の炎にも気付かずに


呪いの唄 口ずさみて
  呪いの唄 口ずさみて
女は びっちゃら びっちゃら と泳ぐ
  女は びっちゃら びっちゃら と泳ぐ
白き道 続々と
  白き道 縷々と


綴る 地の獄 是より
綴る 地の獄 是より


天道 彩裂き 照らす
  天道 彩裂き 照らす
光に導かれ辿り着いた地ですら苦輪の海
  光に導かれ辿り着いた地ですら苦輪の海
迷い子は紅蓮に焼かれるも 泳ぐ
  迷い子は紅蓮に焼かれるも 泳ぐ
偽りの瑞光を信じながら
  偽りの瑞光を信じながら


小坊主「我は思う!
小坊主「我は思う!
602

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