432
edits
Shinkyoku: Difference between revisions
→Japanese: 仙花紙 is misspelled as 仏花紙
(→Japanese: 仙花紙 is misspelled as 仏花紙) |
|||
| Line 57: | Line 57: | ||
=== Long Version === | === Long Version === | ||
==== Japanese ==== | ==== Japanese ==== | ||
{{hide text|<pre> | {{hide text|<pre>―あるものは― | ||
日と月と並び 峨々たる嶺 | 日と月と並び 峨々たる嶺 | ||
| Line 65: | Line 65: | ||
飲んだ 蚯蚓踊る酒を | 飲んだ 蚯蚓踊る酒を | ||
―あるものは― | |||
腸を舐め転ばす | 腸を舐め転ばす | ||
「産声！」 | 「産声！」 | ||
坊主は相好崩し貪る | |||
火柱もろとも腐って | 火柱もろとも腐って | ||
「化仏よ！」 | 「化仏よ！」 | ||
佳人は六道 | |||
小坊主「あろうことか！あろうことか！」 | |||
百も千も過ぎし頃 | 百も千も過ぎし頃 | ||
瑞光の遍し大運河に | 瑞光の遍し大運河に | ||
背骨忘れて くるわ魚が | 背骨忘れて くるわ魚が | ||
びっちゃら！ びっちゃら！ | |||
暁光吐き 白道まで | 暁光吐き 白道まで | ||
| Line 87: | Line 87: | ||
抉り出した 坊主を呪い 這う | 抉り出した 坊主を呪い 這う | ||
馬「まあ！これいかにも！ただならぬ！あすこに！行きたまえ！」 | |||
唇すぼみてほざいた馬 | |||
髪掴まれ 木の葉になり舞う | 髪掴まれ 木の葉になり舞う | ||
魚挙り喰い！ | 魚挙り喰い！ | ||
| Line 101: | Line 101: | ||
引きずり込まれた | 引きずり込まれた | ||
歯黒「ごゆるりと」 | |||
揺ららと鳴る仙花紙の雲は極彩色よ | |||
在す神の祝 | 在す神の祝 | ||
| Line 116: | Line 116: | ||
浅浅と舞う | 浅浅と舞う | ||
彼「いかがなものか！」 | |||
雷で噛み千切る！ | 雷で噛み千切る！ | ||
| Line 127: | Line 127: | ||
ふりふり ふりふり ふりふり | ふりふり ふりふり ふりふり | ||
あ～～～～れ～～～～～～～～～～～ | |||
一度落ちた魚は苦輪 | |||
輪廻して止まぬ恨みの目 | |||
その背の鰭に突き刺し運河上る | |||
禍言を叫び 喰い転めきて | |||
咳き上ぐ者 ただつくづく 神拝している | |||
彼「やや！そこに在り！」 | |||
背中を炙る 紅蓮の炎にも気付かずに | |||
呪いの唄 口ずさみて | |||
女は びっちゃら びっちゃら と泳ぐ | |||
白き道 縷々と | |||
綴る 地の獄 是より | 綴る 地の獄 是より | ||
天道 彩裂き 照らす | |||
光に導かれ辿り着いた地ですら苦輪の海 | |||
迷い子は紅蓮に焼かれるも 泳ぐ | |||
偽りの瑞光を信じながら | |||
小坊主「我は思う！ | 小坊主「我は思う！ | ||